仏壇に関する記事

遺品整理の際の仏壇の処分の仕方は?具体的な方法や費用を紹介

遺品整理の際の仏壇の処分の仕方は?具体的な方法や費用を紹介

身内が亡くなると、その後に遺品整理を行います。遺品整理とは、故人が生前に使用していたものや、思い出が詰まった品などを整理することで、写真や家財道具、手紙、衣類、財産価値のある品などさまざまなものを処分します。

その中には仏壇といった処分が難しいものも含まれます。本記事では、仏壇の適切な処分の仕方や費用、処分する際の注意点について詳しく紹介するのでぜひ参考にしてください。

遺品整理で悩むのが仏壇の処分

遺品整理をすると、処分に迷うものがたくさん出てきます。たとえば、故人が大切にしていたものや手紙、仏壇などです。故人が生前大切に持っていたもので財産価値のあるものは、家族が形見としてもらってもよいでしょう。また、趣味のものは故人の友人に形見分けしたり、手紙はお寺でお焚き上げしてもらったりできます。

ただし、仏壇は「親の仏壇を受け継いでも置き場所に困る」、「自分が亡くなった後に、子供に仏壇を預けるのは荷が重いだろうから生前に処分しておきたい」などの理由で、遺品整理として処分したいけれど、どうすればいいのかわからないと悩む人も中にはいらっしゃるでしょう。

遺品整理における仏壇の処分方法

遺品整理のときに仏壇も処分したい場合、主に次の方法が考えられます。

  • 菩提寺に依頼する
  • 仏具店に処分してもらう
  • 遺品整理業者に依頼する
  • 粗大ゴミで出す
  • オークションやフリマサイトに出品する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

菩提寺に依頼する

自分の先祖代々のお墓がある菩提寺がある場合は、菩提寺で仏壇の処分を依頼できることがあります。菩提寺では仏壇だけではなく、遺品整理で処分したい品と合わせて引き取りや処分をお願いできる場合があるので相談してみましょう。

菩提寺に相談すれば、宗派に基づいた法要や供養を行ってもらえるため安心です。また、手元に残したい仏具がある場合や、新しい仏壇に変えたいときの相談もスムーズに行えます。

ただし、菩提寺に仏壇の処分を依頼する場合は、お布施として費用を納める必要があります。お布施は明確な金額が決まっているわけではありませんが、1万円~10万円程度が相場とされています。

仏壇の大きさによってもお布施の金額は変わるため、どのくらい包めばいいのかわからないという場合は、菩提寺に相談してみてもよいでしょう。

仏具店に処分してもらう

仏壇を販売している仏具店は、新しい仏壇や仏具の取り扱いだけではなく、古い仏具を下取りしたり処分したりするサービスを行っているお店もあります。仏具店に仏壇の処分を相談してみるのもおすすめです。

仏壇を購入した仏具店がわかっていれば引き取りや処分の話も早いですが、買ったお店がわからなくても、菩提寺がない方や家系の宗派がわからない方などは、近くの仏具店に一度聞いてみるとよいでしょう。

運搬サービスを行う仏具店もあるため、仏壇をお店に運ぶ手間をかけずに処分を依頼できる場合もあります。仏具店なら、料金が明確で引き取りや処分までの段取りもしやすい点がメリットといえます。

料金は、仏壇の処分の費用だけで1〜3万円程度が相場です。

遺品整理業者に依頼する

遺品整理を請け負う業者に依頼すれば、仏壇も引き取ってくれます。故人の遺品をまとめて整理したい場合や、引越しのタイミングで仏壇を処分したい場合などは、他の不用品や粗大ゴミと一緒に仏壇も引き取ってもらえるので便利です。

ただし、業者によっては仏壇は引き取りしていないところもあるため、事前に確認しておきましょう。

粗大ゴミで出す

仏壇を粗大ゴミとして処分する方法もあります。粗大ゴミの処分方法については、それぞれの自治体によってルールが異なるため、住んでいる地域では仏壇の処分を行っていないところもあります。あらかじめ問い合わせしておきましょう。

仏壇の処分も可能な自治体であれば、所定の申込手続きをすれば仏壇も粗大ゴミとして回収してもらえます。費用は他の粗大ゴミとそれほど差はなく、数千円程度で引き取ってくれます。

粗大ゴミで出す方法は、コストを抑えて仏壇を処分したい場合には最適といえるかもしれません。

オークションやフリマサイトに出品する

仏壇がまだ新しかったり、高価な仏壇を丁寧に使っていたりするなら、オークションサイトやフリマサイトで売れる可能性があります。処分するまでに時間的な余裕がある、仏壇の状態がいいなどの場合は、オークションやフリマサイトを検討してみるのもよいでしょう。

ただし、オークションやフリマサイトに出品したからといって、必ず仏壇が売れるとは限りません。しばらく出品していても買い手がつかない場合は、別の処分方法を考えましょう。

遺品整理で仏壇を処分するタイミング

遺品整理でも、家族が毎日供養している場合や仏壇をこまめに手入れしている場合は、仏壇を処分するのはなかなか決めかねてしまうこともあります。

仏壇を処分しようと決断するタイミングは、具体的には次のようなときが多いようです。

仏壇を管理する人がいなくなったとき

仏壇を管理する子供や孫などの継承者がいなくなったときに、仏壇を手放すケースはよくあります。昔のように長男が仏壇を引き継ぐ時代とは異なり、現代ではたとえ長男であってもマンションなどに住んでいて仏壇を置く場所が確保できないなどの理由で仏壇を手放す場合もあります。

また、子供が全員女性で嫁いでしまって引き取り手がいなくて処分する場合や、親の代が仏壇を管理していても「自分が元気なうちに、子供に迷惑をかけないよう仏壇を処分しておきたい」と考えて処分する方もいます。

引っ越し先で設置するスペースがなかったとき

仏壇を引き継ごうと思っても、住まいが手狭で物理的に仏壇が置けないため処分するということもあります。近年は、仏間のない一軒家やマンションに住む人も多いため、先祖代々から継承されてきた仏壇でも置く場所がなくてやむなく手放さなければいけないという方も少なくありません。

このような場合、仏壇を完全になくしてしまうのではなく、新しくコンパクトな仏壇に変えたり位牌を作り変えたりすることもあります。

施設に入居することになったとき

仏壇を管理している方が、介護施設などに入居することになったときに仏壇を手放すケースも珍しくありません。核家族化と高齢化が進み、晩年を介護施設で暮らすことを選ぶ人は増えています。

しかし、多くの介護施設では仏壇を持ち込めない規則になっているため、入居のタイミングで今までの仏壇を処分して、小さな仏壇や手元供養の品を持って入居する人も少なくありません。

仏壇が増えたとき

「実家の仏壇を管理していたが、婚家の仏壇も管理しなければいけなくなった」というような、仏壇が増えてしまったときも仏壇の処分を検討するタイミングです。

どちらか1つの仏壇を残さずに両方とも処分して新しい仏壇に変える方も中にはいらっしゃいます。

遺品整理で仏壇を処分するときの注意点

遺品整理で、仏壇を処分するときの注意点をお伝えします。仏壇を処分することは簡単ですが、家族で先祖を供養してきた仏壇なので適切な段取りを踏み、家族や親族みんなが納得する形で処分する必要があります。

閉眼供養を必ず行う

仏壇を処分する前に、必ず閉眼供養(へいげんくよう)を行いましょう。閉眼供養とは、仏壇に宿っている仏様の魂を抜くための儀式で、魂抜き(たましいぬき)やお性根抜き(おしょうねぬき)などともいわれるものです。閉眼供養は、仏壇を処分するときの他にも墓じまいや改葬をする際にも行われます。

閉眼供養の法要を行うことで、仏壇はただの木の箱に戻ることができ、仏壇を処分できます。もし、閉眼供養を行わずに仏壇を処分すると、仏様の魂も捨ててしまうことになるので注意が必要です。

閉眼供養は義務ではありませんが、礼拝の対象物として仏壇を取り扱ってきたのですから、心に区切りをつけるためにも処分する前に閉眼供養は行った方がよいでしょう。また、仏壇を処分して新たに仏壇を買った場合は、単なる木の箱の仏壇に魂を宿して、礼拝の対象とするために開眼供養(かいげんくよう)の法要を行います。

仏壇の使い始めと処分する前には、開眼供養と閉眼供養の法要を行うと覚えておきましょう。

仏壇の中身を調べておく

仏壇を処分する前に、仏壇の中にある品物を確認しておきましょう。自分が最初から仏壇を管理しているのではなく、お祖父様、お祖母様、両親などが管理していた仏壇を継承している場合は、普段お参りしている仏具一式の他に、ご先祖様の写真や過去帳、家系図、経典などが小物入れや備え付けの引き出しに入っていることがあります。

また、人によっては形見で持っている高価な宝飾品や預金通帳、印鑑などの貴重品を仏壇に保管しているケースもあるため、必ずチェックしてください。隠し引き出しが備えられた仏壇も珍しくはありません。重要な物品が仏壇にしまわれていないか、見落とさないよう念入りに確認しましょう。

お位牌はどうするのがいいのか?

仏壇を処分するときに、位牌はどうすればいいのかと思う方もいるでしょう。仏壇にあるお位牌は、故人の霊魂が宿る場所とされています。故人と親しい関係だった、または故人に思い入れがあるような場合は、引き取る方がよいでしょう。

もしも、引き取るのが難しいときは、菩提寺で供養してもらってください。仏壇の買い替えで新しい仏壇に位牌が入らないなら、小さな位牌に作り変えたり位牌を買い替えたりすることも可能です。

家族や親族と相談して決める

先祖代々、家族や親族がお参りしてきた仏壇の処分の仕方は、自分ひとりで決めるのではなく、家族や親族が納得する形で処分できるよう話し合いのうえ決めてください。

仏壇や位牌などは祭祀財産(さいしざいさん)と呼ばれ、継承できるのは祭祀継承者(さいしけいしょうしゃ)といい、基本的に1人です。遺言などで祭祀継承者が指定されている場合は、その人が継承します。

もしも祭祀継承者が仏壇を引き継げない場合は、祭祀継承者の判断で仏壇を処分することも可能です。ただし、親族や家族の中には仏壇の処分に反対する人もいるかもしれません。祭祀継承者は、故人から受け継いだものを責任を持って守る務めがあります。

仏壇の処分の件で、家族や親族とトラブルにならないよう、十分な時間をかけて話し合い、全員が納得してから仏壇処分を行うようにしてください。

遺品整理で仏壇を処分する際の費用相場

遺品整理で仏壇を処分する費用を、方法別にご紹介します。

菩提寺に依頼する

10,000〜50,000円程度

(お寺により異なる)

仏具店に処分してもらう

20,000〜100,000円程度

(仏具店や仏壇の大きさにより異なる)

遺品整理業者に頼む

回収のみ:5,000~10,000円程度

回収と供養:20,000円程度

粗大ゴミで出す

0〜2000円程度

(自治体・仏壇の大きさにより異なる)

オークションやフリマサイトに出品する

10,000〜100,000程度で買取

(サイズや材質、状態により異なる)

仏壇の代わりに手元供養グッズで供養するのもおすすめ

仏壇を処分しても毎日手を合わせたい、供養する気持ちを忘れたくないという場合は、手元供養グッズがおすすめです。

手元供養なら小スペースでも仏壇を設置したり、ミニ骨壷や遺骨ペンダントで大切な人をいつも身近に感じることができます。

ミニ仏壇

コンパクトなミニ仏壇は、現代の住環境にもマッチしたモダンなデザインのものが多く、どんなインテリアにも馴染みます。

ミニ仏壇セット|リビング仏壇 ビーイングフレーム(ナチュラル)お名前刻印サービス

ビーイングフレームは、現代人の暮らしに自然に馴染むデザイン性と、祈りの場に適した優雅さを兼ね備えた仏壇です。奥行きはわずか9cm、故人の写真や思い出の写真を何枚か自由にレイアウトできます。

故人の思い出の品やお骨の一部を入れられるメモリアルケースと、かわいいまるいフォルムの小さな花立がセットになっています。

>ミニ仏壇セット|リビング仏壇 ビーイングフレーム(ナチュラル)お名前刻印サービスの商品詳細はこちら

ミニ仏壇セット|火を使わないお仏壇 やさしい時間・祈りの手箱(華ともか /白檀の香りセット)ブーケ付(日本製)

木の温もりを感じる祈りの手箱は、どんなインテリアにも馴染むデザインです。花立て、香炉、写真立て、お供え香、補充香料エッセンス、ホワイトブーケがセットになっているので、初めて仏壇を持つ方にもおすすめです。

フタを閉じておけばホコリが入らず、一見して仏壇には見えないデザインなので、リビングにも置けます。

>ミニ仏壇セット|火を使わないお仏壇 やさしい時間・祈りの手箱(華ともか /白檀の香りセット)ブーケ付(日本製)の商品詳細はこちら

ミニ仏壇セット|ピクスタル(ブラックセット)(日本製)

フォトフレームと一体型になったミニ仏壇ピクスタルは、まん丸なミニ骨壷のスフィアとブラックのおりんがセットになったおしゃれな手元供養セットです。

お好みの仏具を組み合わせて使うこともできるので、自分らしい仏壇で供養ができます。

>ミニ仏壇セット|ピクスタル(ブラックセット)(日本製)の商品詳細はこちら

ミニ骨壷

ミニ骨壷は、遺骨の一部を入れられる小さな骨壷です。おしゃれなデザインが多いため、仏壇に備えたり持ち歩いたりすることもできます。

ミニ骨壷|シンプルクラシック(持ち運べる分骨骨壷) |ミスティシルバー(真鍮製)(日本製)

エレガントで上品なミスティシルバーのミニ骨壷です。両手ですっぽり収まるほどの大きさですが、小さなガラス球を骨壷の表面へ吹き付け、滑らかにする特殊加工を施してあるため、滑らかな手触りに仕上がりました。

仏壇だけではなく、インテリアとして置いても馴染みのよい上品な色です。

>ミニ骨壷|シンプルクラシック(持ち運べる分骨骨壷) |ミスティシルバー(真鍮製)(日本製)の商品詳細はこちら

ミニ骨壷|パールブレッシング|ホワイトS(真鍮製)

上品で凛としたデザインで、真珠のような光沢が印象的なパールブレッシングというシリーズの商品です。和室、洋室、どんなインテリアにも馴染みます。

両手で包み込めるサイズ感で、法事や旅行などの持ち歩きにも便利です。骨壷を飾るステージへの刻印が可能です。

>ミニ骨壷|パールブレッシング|ホワイトS(真鍮製)の商品詳細はこちら

ミニ骨壷|宝珠シリーズ|青(真鍮製)(日本製)

日本有数の仏具の生産地・高岡市の職人が作った骨壷です。無垢の金属の丸棒から優雅なデザインを削り出しました。

変色しにくくサビにくいので、長く大切に使っていただける商品です。

>ミニ骨壷|宝珠シリーズ|青(真鍮製)(日本製)の商品詳細はこちら

遺骨ペンダント

遺骨ペンダントは、遺骨の一部が入れらるようになっているペンダントです。おしゃれなデザインのものばかりなので、普段使いや特別な日にアクセサリーとして身に付けられます。

遺骨ペンダント|スウィングティア・シルバー925(日本製)

シンプルなデザインで、絶妙な揺れ感がオシャレなスウィングティア・シルバーの遺骨ペンダント。

涙のしずくをイメージして、ゆらゆらと揺れる動きのあるデザインが特徴的で、小ぶりなデザインで上品な形が顔周りを華やかな印象にしてくれます。

>遺骨ペンダント|スウィングティア・シルバー925(日本製)の商品詳細はこちら

遺骨ペンダント pureピュア 一粒のしずく 10K(完全防水)

洗練されたデザインが素敵な一粒のしずくのモチーフをした遺骨ペンダント。特殊な樹脂(UVレジン)で固めて、遺骨をペンダント内に封入します。

完全防水タイプで、樹脂でコーティングするので湿気や劣化の心配をすることなく身に付けられます。

>遺骨ペンダント pureピュア 一粒のしずく 10K(完全防水)の商品詳細はこちら

遺骨ペンダント|ハート シルバー925(日本製)

女性に人気のかわいいハートの遺骨ペンダントは、ペンダントトップにあえてメッキを施さずに、純度の高いシルバー925を無垢のまま使っています。

刻印ができるので、大切な人との思い出の言葉や日付を刻み、いつも身に付けられます。

>遺骨ペンダント|ハート シルバー925(日本製)の商品詳細はこちら

遺品整理で仏壇を処分する際は家族とまず相談を

遺品整理で仏壇を処分する際は、1人で決めずに家族や親族みんなが納得できるよう十分な話し合いを持ってから決めましょう。

処分前には必ず閉眼供養を行ってください。菩提寺や仏具店などで引き取ってくれるので、相談してみるのがおすすめです。仏壇を処分しても、手元供養グッズなどでいつも大切な人を身近に感じてお参りすることができるので、仏壇の代わりになるものを探してみるのもよいでしょう。

手元供養に関する情報をもっと知る
お店に質問する

どんなことでも
お気軽にご相談ください。

\ 各種アイコンをタップしてください /
LINE 電話 メール
【受付時間】
LINE・メール|24時間受け付けております。
電話|10:00〜17:00(土日祝除く)通話無料
0120-77-3794

創業20年の信頼と実績。
私たち未来創想(みらいそうそう)は、
日本ではじめて手元供養の商品をご紹介し、製造・販売した手元供養の専門店です。

未来創想 楽天 Amazon
星のペンダント