大切な人を亡くしたら、お墓にお参りするだけではなく、自宅にも仏壇を置いて常に供養したいと考えるものです。

仏間のある家であれば仏壇をすぐに設置できますが、モダンな家やマンション、アパートの場合は、仏壇を置く場所を確保するために工夫が必要になることもあるでしょう。

今回は、供養台の選び方やおすすめの商品などを詳しく紹介します。

供養台とは

供養台とは、お墓以外の自宅などの身近な場所で、故人を手元供養する際に使用する仏具を置く台です。

手元供養とは自宅の部屋に仏壇の小スペースを作ったりミニ骨壷やペンダントなどに遺骨の一部や遺灰を入れ、いつも身近に故人を感じて供養する方法で、最近では人気を集めています。

自宅に仏壇を設置するスペースがない、お墓が自宅から離れていて頻繁にお墓参りには行けない、仏壇や墓石を買うことは経済的に難しいなど、さまざまな理由で手元供養を選ぶ人が増えてきています。

供養するための仏具を置く台

先ほども説明しましたが、供養台は手元供養で揃える仏具を置く台ですが、一言に供養台といってもさまざまなタイプがあります。

・仏壇タイプ
飾り台のフレームが、仏壇の形をしています。手元供養でありながら仏壇の役割も果たすものです。

・ステージタイプ
骨壺や写真などを乗せる台だけのものや、台とその後ろに背面がついているものなどがあり、シンプルな作りになっています。

・フォトフレーム一体型タイプ
供養台とフォトフレームが1つになったものです。故人の写真を飾るスペースが確保されているので、供養するときにいつでも故人や一緒だった思い出を振り返れます。

手元供養には供養台があると便利

手元供養を考えるのであれば、供養台があると便利です。仏壇のようなある程度の大きさのものを置くスペースがない場合でも、遺骨や写真、お花などをまとめて置いて仏壇のように飾り付けすることもできます。

また、部屋の一角にいきなり骨壷を置くよりも、供養台を置いてその上に手元供養のグッズを置くことで故人を偲ぶ神聖なスペースが簡単に作れます。

手元供養に使う供養台の選び方

手元供養に使うための供養台を選ぶときのポイントをお伝えします。

お家の作りやマンションやアパートなどでは、あまり大きなスペースを確保できない場合があるため、供養台のサイズや高さ、置きたい仏具が乗る大きさかどうかなど、あらかじめサイズを測っておくことが大切です。また、部屋の雰囲気に馴染む素材やデザインかどうかも重要なポイントです。

置きたい仏具が置けるかどうか

置きたい仏具が置ける大きさかどうかを確認しましょう。手元供養する場合、小さな骨壷や写真、線香立てやおりん、花などを用意するのが一般的です。

これらが乗せられるか、また乗せたときに供養台の上が狭くなり過ぎないかなどを、購入前に調べておきましょう。

気に入った供養台が、イメージよりも小さめだった場合は、供養台に置く仏具を厳選して減らしたりする工夫をすれば大丈夫です。

置き場所に合うサイズかどうか

手元供養する場所に合うサイズの供養台を選びましょう。たとえば、家族みんなが集まるリビングルームや寝室などの一角を手元供養するスペースとして使う場合、コンパクトなサイズの供養台しか置けない可能性があります。

周りの家具とのバランスが取れて、置きたい仏具が置ける供養台の大きさをあらかじめ想定して、サイズを確認してから選ぶようにしましょう。

供養台の高さが適切か

供養台の大きさだけではなく、高さもチェックしてください。高さが高すぎると供養台を置く場所によっては、お供え物や掃除がしにくくなることもあります。

まずは、手元供養の置き場所を決めて、サイズとちょうどいい高さの供養台を選ぶとよいでしょう。

部屋のインテリアに合うかどうか

供養台の素材や色合い、デザインなども重要なポイントです。部屋のインテリアと馴染むものや落ち着いた雰囲気のものがおすすめです。

部屋全体の雰囲気、または供養台を置く場所の周りのインテリアなどに合わせると生活空間に馴染みます。

供養台の上に乗せるもの

供養台の上に乗せるものは、特に決まりはありません。故人を思い出せるものや遺骨、位牌、写真などを飾り、毎日手を合わせて供養できるスペースを作りましょう。一般的には次のようなものを供養台に乗せます。

写真

個人の写真は、その人との思い出をいつまでも胸に刻めるものです。葬儀のときに使った写真でもいいし、家族がお気に入りの写真や家族と一緒に写っている写真など供養する人の好みで選んでよいでしょう。

お線香

仏教では、故人は香りを食べるという考え方があり、ごはんやお茶の湯気とともにお線香の煙を仏様が召し上がるといわれています。また、 お線香をあげた際に立ち上る煙によって、あの世とこの世がつながるという考え方もあります。

さらに、お香は不浄なものを払い心身を清めるものでもあるため、仏壇へ手を合わせるときにつけたお線香の香りで、俗世での汚れた心身を清めるという意味もあるのです。

最近では、火を使わない生活、使えない場所が増えてきていますので、香りだけのお香やエッセンスをお供えする方も増えています。

骨壷

故人の遺骨の一部や遺灰を小さな骨壷に入れて供養台にお供えしてもよいでしょう。「遺骨を手元に置いておくのはよくないのでは」と思う方もいますが、遺骨の大半をお墓に納めて、一部を手元供養にするのは分骨にあたるため何も問題はありません。

最近は手元供養向けの手のひらに収まる小さな骨壷も数多くあります。デザインもいろいろあるので、好みのものを選んで供養台に乗せて毎日供養するのもおすすめです。

おりん

おりんとは、お経の読誦やお参りのときに鳴らす小さな鐘のようなものです。おりんの音は、先祖や故人への祈りを捧げ、感謝や敬意を表現しています。また、おりんが響かせる音によって、空間を清めて邪気を払うともいわれています。

お花

仏壇にお花を飾るのは、死者の冥福を祈るという意味があります。また、美しい花を飾ることで故人を思い出すきっかけにもなるでしょう。手元供養の際のお花は必ず生花を選ばなければいけないわけではありません。

水やりや定期的にお花を変える手間が大変であれば、造花を飾るのもよいでしょう。

供養台を置く場所はどこがいいの？

供養台を置く場所に決まりはありません。家族といつも一緒に過ごせるリビングや、寝室、仏間があるなら仏間に供養台を置いてもよいでしょう。また、フタをすると仏具に見えないような供養台であれば、客間のような普段はあまり使わない静かな場所に置くのもおすすめです。

ただし、直射日光の当たる場所や湿気の多いところ、キッチンの油はねや水がかかる可能性がある場所などは、供養台や仏具の劣化につながるため避けた方がよいでしょう。

おすすめの供養台・供養台と仏具セット

おすすめの供養台をご紹介します。シンプルな台のみのものや、仏具がセットになったものなどいろいろあります。大きさやデザインなどもチェックしてみてください。

ミニ仏壇 飾り台・小さな祈りのステージ(ブラウン)（日本製）

「ミニ仏壇 飾り台・小さな祈りのステージ(ブラウン)（日本製）」は、小さな故人への祈りの場を作るためのシンプルな飾り台です。天然木で作られているため、1点1点木目や色合いが異なります。

コンパクトなので、限られたスペースやお部屋のちょっとした場所を手元供養のスペースにしたいときに最適です。飾り台の底面の4角には、滑り止めのシリコンゴムが付いています。

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ミニ仏壇|花といのり・花台（日本製）

「ミニ仏壇|花といのり・花台（日本製）」は、お花や故人の写真、仏具や骨壷などを自由に置ける供養台です。日々の暮らしの中に花を飾れる小さな祈りの空間を作ることを考えて作られたシリーズです。

前面には膳引と引き出し二杯がミニマルに収納されており、ちょっとした空間で暮らしに彩りをもたらしながら、お祈りができる素敵スペースになります。

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ミニ仏壇|祈りのステージ・和やわらぎ(L)|オープンタイプ（日本製）

3種類の木材を使って淡い色から濃い色へとつながる美しさを楽しめる「ミニ仏壇|祈りのステージ・和やわらぎ(L)|オープンタイプ（日本製）」は、和のテイストながらモダンな印象を与える供養台です。

2つの「わ」が抱きあうような中央のシルエットは、最愛の人を思い、悲しみを和らげるようにとの思いが込められたデザインです。

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ミニ仏壇セット|小さな祈りのステージ(飾り台・ブラウンセット)（日本製）

「ミニ仏壇セット|小さな祈りのステージ(飾り台・ブラウンセット)（日本製）」は、供養台にミニ骨壷とぞうのおりんがセットになった供養台です。飾り台は天然木、骨壷は耐久性のある真鍮でできています。

ミニ骨壷とおりんを置いても、スペースに余裕があるので、お花や写真立てなどを置いて祈りのスペースにするのもよいでしょう。

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ミニ仏壇セット|風セットプラン4(風卯の花、パステル、一文字、たまゆらりん、線香、ローソク6点)（日本製）

漆塗りの高級感のある落ち着いた艶が、どんなインテリアにも馴染む「ミニ仏壇セット|風セットプラン4(風卯の花、パステル、一文字、たまゆらりん、線香、ローソク6点)（日本製）」は、風が吹き抜けていくような開放的なデザインです。

清潔感のある白なので、洋室、和室どちらにもしっくり馴染んで違和感なく置けます。ステージは収納ができ、取り外して使うことも可能です。

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ミニ仏壇セット|やさしい時間・祈りの手箱|ブラウン (チェリンセット)・ブーケ付（日本製）

「ミニ仏壇セット|やさしい時間・祈りの手箱|ブラウン (チェリンセット)・ブーケ付（日本製）」は、木の温もりを感じられる優しい風合いの供養台で、どんな住空間にも馴染みます。

写真立て、花立て、ローソク、火立て、お線香、香炉、香炉灰などの仏具が一式セットになっているため、初めて仏壇を持つ方やどのようなものを揃えたらよいのか不安という方でも安心です。

フタを閉じれるためホコリが入る心配がなく、閉じてしまうと仏具には見えないので、来客を通すリビングや客間などにも最適です。

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ミニ仏壇セット|火を使わない小さな祈りのステージ・セット6|お名前刻印サービス付き

「ミニ仏壇セット|火を使わない小さな祈りのステージ・セット6|お名前刻印サービス付き」は、宗教性を感じさせない、現代のライフスタイルにあわせた新しい形の供養台です。

飾り台とミニ骨壷、おりん、ラタンブーケ、花瓶、ラタンスティック、リーフ型ウッドスティック、LEDキャンドルがセットになっています。火を使わずに香りをお供えできるため、寝る前や出かける前などいつでも安心してお参りができます。

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ミニ仏壇セット|リビング仏壇 ビーイングフレーム（ナチュラル）お名前刻印サービス

「ミニ仏壇セット|リビング仏壇 ビーイングフレーム（ナチュラル）お名前刻印サービス」は、置く場所を選ばないコンパクトな供養台です。奥行きはわずか9cm、ちょっとしたスペースにも自然に置けます。

写真を飾るためのフレームは約A4横サイズで、一般的なL版サイズの写真をたて、よこで何枚かレイアウトできます。

また、故人の思い出の品や遺骨を入れられるメモリアルケースと、まるいフォルム小さな花立2点セットもセットになっており、アロマディフューザーとしても使えるため火を使わない香りの演出が可能です。アロマオイルとスティックも付属しています。

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常に一緒にいられるそのほかの手元供養におすすめのグッズ

供養台以外にも手元供養に適したグッズはいろいろあります。いくつかご紹介しましょう。

ミニ骨壷

大切な人の遺骨の一部や遺灰を入れられるミニ骨壷は、供養台の上に乗せて供養したり、お墓参りや法事のときに持ち歩いたりできるグッズです。

ミニ骨壷|パステル|ピンク(真鍮製)（日本製）

「ミニ骨壷|パステル|ピンク(真鍮製)（日本製）」は、柔らかいパステルカラーで手のひらにすっぽりと収まる可愛いサイズの骨壷です。真鍮製でずっしりと安定感があり、耐久性に優れています。

カラーはパステルホワイト、パステルブルー、パステルパープルの4色です。

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ミニ骨壷|たまごころTAMAGOCORO|カメオベージュ(真鍮製)（日本製）

「ミニ骨壷|たまごころTAMAGOCORO|カメオベージュ(真鍮製)（日本製）」は、丸い卵型で淡く優しいカメオベージュ、すべすべした触り心地が気持ちを和らげてくれます。描かれている金色の図柄は、空から降り注ぐ光のキラメキをイメージしました。光の当たる角度によって、色々な表情を見せてくれます。

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ミニ骨壷|七宝シリーズ|梨花(七宝焼き)

「ミニ骨壷|七宝シリーズ|梨花(七宝焼き)」は、可憐な梨の花を全体に描いた華やかな七宝焼きの彩色が美しいミニ骨壷です。

ぷっくりとした丸い形は、そのまま飾って供養しても可愛らしく存在感があります。

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供養台で大切な人を身近に感じられる素敵な空間づくりを

供養台は、手元供養の空間を作る際に便利なグッズです。供養台があれば、部屋の一部を使って祈りのスペースを簡単に作れます。ミニ骨壷やおりん、写真など、故人を思い出し思いを馳せられるものを飾ってください。

仏具がセットになった供養台もあるので、置きたいスペースに合うサイズで、インテリアに馴染みやすいおしゃれなデザインのものを選ぶとよいでしょう。