散骨に関する記事

映画「あなたへ」観ましたー妻の散骨

映画『あなたへ』公式サイト
高倉健主演の映画「あなたへ」を観ました。

亡くなった妻から届いた絵手紙。
「故郷の海に散骨してほしい」という妻の思いを初めて知って
「何で生前に言ってくれなかったのか・・・」と

妻が元気になったら一緒に旅行しようと
自分で改造したワンボックスカーを完成させて
富山から長崎県平戸の漁港まで旅をします。

回想シーンあり、新しい出会いあり、
夫婦の話であり、家族の話でもあり、老いの話でもありました。

後部座席を取り払って手作りの木の椅子とテーブルを設置し
妻との約束の一輪挿しを置く場所を作って、花を活けます。
ところどころに散りばめられたシーンは心に残りました。

映画『あなたへ』公式サイト
映画『あなたへ』公式サイト


散骨では、漁協に協力を求めますが、断られます。
漁師さんは海を神聖視しているので、散骨は嫌がられることが多いですね。
大滝秀治扮する一人の漁師が協力してくれることになります。
実際には、当日、船をチャーターするのは絶対に無理ですので、
散骨ご希望の場合は、ぜひ専門の業者にご依頼されるのがよろしいと思います。

また、映画では骨つぼから直接手でお骨を取り出して、散骨されていましたが、
ご遺骨は映画のような状態ではありませんから、
ぜひ散骨用に粉末化されることをお勧めいたします。

海洋散骨はお天気に左右されます。
映画の散骨は夕日の美しい静かな海でした。
こんな思い出に残る散骨ができるといいですね。

この映画の影響で散骨をご希望される方が増えるかもしれませんが、
あまり簡単に考えてしまうことのないように、
散骨の方法・時期などについてよく検討していただければと思います。

主演の高倉健さんは久しぶりに映画で拝見しました。
今回の設定の53歳の妻を亡くした夫としては年齢的につらかったです。
妻に先立たれた夫は夫に先立たれた妻より、グリーフワークに時間がかかるみたいでし、
日常生活に困ることも多く、生活が不規則になって体を壊されたりする率も高いそうです。
男性諸君!奥様を大切に!
ひとりでも生きていける力をつけましょう!
それが、奥様の願いでもあると思います。

田中裕子扮する妻の最後の絵手紙は
ふるさとの海と灯台とスズメ、そしてひとこと さようなら

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