ペットを遺骨ペンダントにするのって良くないの?
ペットの遺骨ペンダントとは、ペットの遺骨をペンダントの一部に納め、アクセサリーとして身に着けるものです。遺骨ペンダントに対して「良くない」という、マイナスなイメージを持っている方がいらっしゃいます。
しかし、遺骨ペンダントは決して悪いものではなく、遺骨を自分の身近な場所で保管する供養方法「手元供養」のひとつです。「良くないものだ」と聞くと、ペットの遺骨ペンダントを作るのは止めようと考えるかもしれませんが、縁起が悪いものでも法律違反でもないので気にする必要はありません。
ペットの遺骨ペンダントが「良くない」とされる4つの理由
ペットの遺骨ペンダントは、以下の理由から「良くない」とされています。
- 遺骨はお墓に埋葬するものという考えがあるから
- ペットが成仏できないという考えがあるから
- 遺骨を身に着けることは縁起が悪いという考えがあるから
- 遺骨の加工が違法行為だと思われているから
ここでは、なぜペットの遺骨ペンダントが良くないとされるのか、その理由についてお伝えします。
遺骨はお墓に埋葬するものという考えがあるから
遺骨はお墓に埋葬するものだ、という考えを持っている方は多いのではないでしょうか?しかし、遺骨をお墓に埋葬するか手元に置いておくかを決める法律はなく、それぞれの自由です。
実際に、厚生労働省の公式サイトで確認できる『墓地、埋葬等に関する法律』には、遺骨をお墓に納めなければならないといった記載はありません。
「遺骨はお墓に埋葬するもの」という考えを持った人がいるだけで、遺骨をペンダントにして身に付けることは悪いことではないのです。
ペットが成仏できないという考えがあるから
遺骨には、亡くなった方の魂が宿っているという考えがあります。そのため、魂が宿った遺骨を手元に置いておくと、亡くなった方がいつまでも成仏できないだろうと考えられているのです。
しかし、仏教の教えでは49日を過ぎると、亡くなった方の魂は仏様のところに向かい成仏すると言われています。つまり、49日を過ぎた遺骨に魂は宿っていないので、ペットの遺骨をペンダントにしてもペットが成仏できないことはありません。
遺骨を身に着けることは縁起が悪いという考えがあるから
遺骨をペンダントにして身に着けることは「縁起が悪い」と考える方がいらっしゃいます。しかし、この考えには根拠はなく、ペットの遺骨をペンダントにして身に着けても悪いことはおきません。
もし、ご自身が遺骨を身に着けることに少しでも不安があるなら、遺骨ペンダント以外の方法で供養するといいでしょう。
遺骨ペンダント以外の供養方法としては、ミニ骨壷やミニ仏壇などを置く方法があります。自分の理想に近い方法で供養してあげることが大切です。
遺骨の加工が違法行為だと思われているから
遺骨ペンダントは、ペットの遺骨をペンダントの中に納めます。遺骨を小さくすることは違法ではないか?と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、遺骨を損壊することは刑法第190条で禁止されているものの、供養目的で遺骨を小さくすることに違法性はありません。ペットの遺骨ペンダントは供養目的のものであり、ペンダントを作るために遺骨を加工しても問題ありませんので安心して小さくして納めることができます。
失敗しないペットの遺骨ペンダントを選ぶポイント
大切なペットの遺骨を納める遺骨ペンダントですから、絶対に失敗したくありませんよね。
遺骨ペンダントは、以下のポイントを押さえて選びましょう。
- デザイン性を確認する
- 重さ・サイズ・素材を確認する
- 防水対応か確認する
- 品質保証やアフターサービスはあるか
- 名入れ刻印サービスはあるか
ここでは、失敗しない遺骨ペンダントの選び方について詳しく解説します。
デザイン性を確認する
遺骨ペンダントに対してデザイン性が低いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、最近はデザイン性の高い商品が多数販売されています。
ペットの遺骨ペンダントを常に身に着けていたい方には、普段使い出来るシンプルなデザインの商品がおすすめです。プライベートで外出する時にしか身に着けないのであれば、デザイン性の高いものでも問題ないでしょう。
デザイン性に関しては、自身の好みや状況に応じて選んでください。
重さ・サイズ・素材を確認する
ペットの遺骨ペンダントを常に身に着けたければ、できるだけ軽量なものを選ぶと、首や肩が疲れにくいのでおすすめです。
チェーンの長さを選べる商品もあるので、普段から使っているペンダントがあれば、それを基準にしてチェーンの長さを決めるといいでしょう。
素材に関しては、シルバーやゴールドなど様々ありますが、金属アレルギーが気になる方はステンレスやチタンといった金属アレルギーがでにくいものを選んでください。
防水対応か確認する
ペットの遺骨ペンダントを普段から身に着ける場合、家事・手洗い・汗・外出中の急な雨など、水に触れる機会があります。
遺骨ペンダントの遺骨を納める部分に水が入ってしまうと、遺骨が濡れてダメになったり、湿気で遺骨にカビが生える恐れがあるので注意が必要です。
そのため、ペットの遺骨ペンダントを選ぶ際は防水対応であるかを確認しましょう。生活防水に対応したペットの遺骨ペンダントであれば、手や顔を洗う際の水滴、汗などによる被害を防げます。
品質保証やアフターサービスはあるか
遺骨ペンダントを毎日身に着けていると、どうしてもチェーンが切れてしまうなど、修理や調整が必要になるケースがあります。
そのため、ペットの遺骨ペンダントを選ぶ際は、品質保証やアフターサービスが充実しているお店で購入すると安心です。
名入れ刻印サービスはあるか
ペットの遺骨ペンダントに、愛するペットの名前を刻印したいと考える方は多いのではないでしょうか。名入れ刻印サービスのある店舗・商品を選べば、ペットの名前を刻印でき、よりペットを身近に感じられるでしょう。
名入れ刻印で使える書体や文字数などのルールは店舗ごとに異なるので、購入前にしっかり確認してください。
ペットの遺骨ペンダントおすすめ商品7選!デザイン性の高さも抜群
どの遺骨ペンダントにするべきか、調べれば調べるほど迷ってしまい、なかなか購入できずにいませんか?
ここでは、人気の高いペットの遺骨ペンダントおすすめ商品を厳選して7つ紹介します。それぞれ、デザイン性・サイズ感・素材が異なるので、特徴をしっかりと確認し納得できる商品を見つけましょう。
遺骨ペンダント|スウィングティア(ホワイトゴールド14金)(日本製)
涙型が2重にかさなったデザイン、ホワイトゴールドの特別な輝きが優しくあなたの胸元で揺れるたびに、悲しみを癒やして欲しい。
ゴールド製品は、ご注文をいただいたその方のためだけに一からお作りするオーダー製品となります。
ネジ構造になっているので、自分で簡単に遺骨を納められます。
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遺骨ペンダント|誕生石・シルバー925
誕生石とは、1月~12月にあてはめられた石のことで、それぞれの誕生石に意味があります。それぞれの誕生石が持つとされる力を、心のお守りとして身に着けていただけます。
思い出を、よりあなたらしく演出していただくために。誕生月や記念日の月に合わせて、12種類の天然石からお選びいただけます。
最愛のペットの名前を刻印することもできます。
遺骨ペンダント|無料刻印 ARKアークステンレス・ステンレス(金属アレルギーを引き起こしにくいSUS316L)(日本製)
ステンレスの中でもアレルギーが比較的起こりにくい医療用ステンレス素材を使い、年齢性別を問わずに使える遺骨ペンダント。
裏面が全開するスライドタイプのふたを採用し、お骨をかけらのままでも入れやすくしました。
お名前など無料で刻印します。営業日15時までのご注文で当日発送可能です。
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遺骨ペンダント|涙のしずく・シルバー925(日本製)
こちらは「涙のしずく」をモチーフにした人気の高いペットの遺骨ペンダントです。
ぷっくりとした優しいフォルムが、愛するペットとの悲しい別れを象徴しているだけでなく、ペットへの愛情と感謝の気持ちも表現しています。
シルバーが優しく美しく輝き、どのような服装にも合わせやすく、毎日身に着けられる上品なデザインとなっています。
無垢なシルバーは、毎日のお手入れとして丁寧に磨くことで美しい輝きをキープできるので、長く愛用できるもの魅力でしょう。
遺骨ペンダント|涙のしずくにはシルバー以外にも、ホワイトゴールド14金・ゴールド14金・プラチナ900の3種類の素材が選べます。
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遺骨ペンダント|ラウンド レース|ステンレス製(日本製)
こちらの商品は「輪」がモチーフにされており、大切なペットとの絆・繋がりを感じられるデザインとなっています。
フタを自分で開けられるので、いずれは遺骨を取り出して別の形で保管したいと考えている方にもおすすめです。フタにはパッキンが取り付けられていて、簡単には外れない使用になっているのでご安心ください。
心配な方は、ネジゆるみ防止剤が付属していますので、そちらを使うと良いでしょう。
ウンド レースのチェーンは、医療用としても使われるステンレス素材を使用していますので、金属アレルギーが気になる方にもおすすめです。
チェーンの長さは、50㎝・60㎝・70㎝から選べるので、自身の体型や体格に合わせてお選びください。
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遺骨ペンダント|PLAINプレーン・プリズム|(金属アレルギーを引き起こしにくい純チタン)(日本製)
遺骨ペンダント|PLAINプレーン・プリズムは、直線的でシンプルなデザインが特徴で、女性だけでなく男性にもおすすめのデザインです。
医療用としても使われている純度99.9%のチタンを採用しており、金属アレルギーで悩む方からも人気です。
チタンは、サビや変色に強く傷も付きづらいので、ダメージを気にしたくない方にも最適でしょう。
生活防水にも対応しているので、汗や雨、手を洗った際の水しぶきも問題ありません。
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遺骨ペンダント|クロス(ホワイトゴールド14金)(日本製)
こちらの商品は、幅13㎜・高さ28㎜・厚み5㎜と小ぶりサイズの遺骨ペンダントです。
白くて美しく輝くホワイトゴールドは、とても上品で女性におすすめのデザインとなっています。サイズが小さいので、遺骨を上手く入れられるか心配になるかもしれませんが、専用ロートを使えば問題なく遺骨を入れられます。
ゴールド製品は注文を受けてから制作を進めるので、手元に届くまでに時間がかかります。また、ゴールドだけでなく プラチナ900でも制作してもらえます。
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ペットの遺骨を分骨するやり方
ペットが亡くなったら、ペット専門の葬儀屋に火葬を依頼し、遺骨を骨壺に入れてもらいます。分骨するやり方は簡単で、骨壺に入っている遺骨の中から、お好きな部位の骨を選んで取り出します。
分骨した骨は、チャック付きの小さな袋に入れるなどして、遺骨ペンダントにするまで大切に保管してください。また、分骨した骨を遺骨ペンダントにするためには、粉骨して骨を細かくしなければなりません。
粉骨する際は、乳鉢と乳棒を使ってすり潰すか、硬めの袋に入れて金づちなどで叩いて砕きましょう。
分骨するタイミングについて
分骨するタイミングに決まりはありません。そのため、葬儀屋さんにお願いして遺骨を骨壺に納める前に分骨してもいいですし、火葬後に自宅で分骨してもいいでしょう。
また、四十九日など気持ちが落ち着いてきたタイミングや、お彼岸・お盆・散骨前のタイミングで分骨する方もいらっしゃいます。
どの部分の骨を分骨するべき?
どの部分の骨を分骨するかは自由なので、自身やご家族と相談してお好きな部分の骨を分骨しましょう。
仏教では、歯や爪(爪を支える)が「再生する骨」と言われ分骨に良いとされているので、分骨する際は参考にしてください。
一番綺麗に残った骨を選んでもいいですし、「尻尾をよく振る子だったから尻尾の骨を分骨したい」など、ペットとの思い出がある部分の骨を分骨するのもいいでしょう。
ペットの遺骨を分骨する時の注意点
まず、火葬後の遺骨は崩れやすい状態のため、分骨する際は丁寧に扱ってください。また、遺骨を素手で触ると手の皮脂やたんぱく質が遺骨に付着しカビの原因となるので、分骨する際は必ず素手やお箸を使いましょう。
分骨した骨を保管する際も、吸湿剤を一緒に入れておくなど工夫して、容器に湿気が入りカビが発生しないように気をつけてください。
ペットの遺骨ペンダントは良くないものではない!お気に入りを見つけよう
ペットの遺骨ペンダントが良くないとされる理由はいくつかあるものの、どれも根拠のない理由であり気にする必要はありません。
遺骨ペンダントは、これまでの人生を共に過ごしてきた大切な家族であるペットを、手元で供養してあげられる素敵なアイテムです。
今回紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、自分が納得できるお気に入りのペットの遺骨ペンダントを見つけましょう。