「幼い頃からお仏壇に手を合わせることが、お子様の情操を育むことにつながる可能性がある」として、いまご家庭におけるお仏壇の存在が、あらためて見直されてきています。
お仏壇とお子様の情操教育
「情操」とは、“美しい・素晴らしい・良い・正しい”といったことを、感じとり受け入れる「豊かな心」のこと。人の感情の中で、もっとも複雑で高次元な感情であると考えられています。
物質的な豊かさを越え、精神的な豊かさが求められる昨今、多くのご両親にとって、お子様の情操を養うことは、大切な教育テーマの一つとなっているのではないでしょうか。
そんな中、お仏壇にお参りする習慣が、お子様の情操教育に好ましい影響を与えるという可能性が注目を集めつつあります。
お仏壇と「やさしさ」の関係性についての調査データ
ご両親やおじい様、おばあ様と一緒に、見よう見まねでお仏壇に向かって、小さな手を合わせる…そんなお子様のかわいらしい姿も、以前にくらべ今日では、すっかり目にすることが少なくなったように思われます。
しかしながら、こうしたお仏壇に手を合わせる習慣と、お子様の「やさしさ」との関連を調査し、結果として得られた興味深いデータがあります。
他者への理解・共感するちから
2015年秋、お香のトップメーカー日本香堂と教育評論家の尾木直樹氏が、『子ども達の「供養経験」と「やさしさ」の関係性』について、共同で調査を実施しました。
出典:【日本香堂_プレスリリース】子ども達の供養経験とやさしさの関係_調査
全国の中高生1200名あまりを対象としたこの調査の結果、お仏壇にお参りする習慣のある子供たちは、そうでない子どもたちにくらべて「他者を理解し、共感する=やさしさを持っている」傾向が高いということが分かったそうです。
祈る行為が情操教育につながる
尾木氏はこの調査結果について、「祈る行為」が子どもたちの中にやさしさを育んでいることを暗示しているといったコメントを寄せられています。
「やさしさ」は、情操をかたちづくる重要な要素の一つであり、こうした調査結果などからも、お仏壇に祈ることが情操教育につながると考えられているのです。
情操教育のためのお仏壇
このようにお仏壇とお子様の情操の関連性が見直される中、実際にお子様の成長への影響も意識して、お仏壇の購入を検討されるご家庭も多くなってきています。
とはいえ、どうしてもネックになるのが、お仏壇の置き場所。マンションをはじめ現代のお住まいには、大きく立派な昔ながらのお仏壇は、置くのが難しいという問題があります。
そこでおすすめなのが、小さくておしゃれな「ミニ仏壇」。洋風のお部屋にもなじみやすい、美しく明るいデザインの現代的なお仏壇は、お子様の芸術的な情操を育むためにも、お役に立てるかもしれません。
ご家族でお仏壇にお参りする
お仏壇に静かにお参りすることで心が豊かになるのは、お子様だけでなく、大人の方もきっと同じはず。リビングなどにミニ仏壇を飾り、皆様で祈りを捧げる習慣は、ご家族全員の幸福な毎日へとつながっていくことでしょう。
未来創想では、情操教育にもおすすめなミニ仏壇を多数ご用意しています。まずはお子様とご一緒に、楽しみながらラインナップをご覧になってみてください。