ミニ仏壇を配置するにはどのような場所が適切なのか、お悩みの方もいらっしゃることでしょう。
今回は、昨今需要が高まっているミニ仏壇の配置の仕方と、ミニ仏壇の人気の理由について解説します。
ミニ仏壇の特徴
ミニ仏壇とは、文字どおり小さな仏壇のことですが、そのデザインはさまざまで種類が豊富です。
従来の仏壇をそのまま小さく、シンプルにしたような和風のデザインから、洋風のインテリアにもなじむデザイン、必要最低限のものだけを配置できる飾り台のようなデザインもあります。
タンス・棚などの上や、リビング・寝室のちょっとしたスペースに置いたり、なかには壁掛けにできるものもありますので、選ぶデザインで設置スタイルも自由自在です。
ミニ仏壇のメリット
近年、新しいかたちのお仏壇としてミニ仏壇を置く方が増えてきましたが、その人気の理由はさまざまなメリットにあります。
1. 場所を取らない
最近ではマンション住まいや仏間のない家が増え、大きなお仏壇を置くスペースを確保するのが困難になってきています。
一方ミニ仏壇なら、棚の上やリビング、寝室のちょっとしたスペースに置くことが可能です。
置き場所に困らないのが最大のメリットと言えるでしょう。
2. デザイン性の高さ
ミニ仏壇はモダンでおしゃれなデザインが多いため、和室・洋室関係なく、お部屋の雰囲気になじみやすいのが特徴です。
お部屋のインテリアにこだわりのある方には、とくに嬉しいポイントです。
3. 飾り方が自由
従来の仏壇をコンパクトにしたデザインのミニ仏壇であれば、ご本尊や位牌など、簡略化された多少の配置の決まりがありますが、洋風のミニ仏壇は、そういった風習にとらわれず、思い思いの祈りのスペースを作れます。
そういった自由な飾り方ができる点で、洋風のミニ仏壇はとても人気があります。
4. お手入れが楽
ミニ仏壇はデザインもシンプルで飾るものも簡略化されています。
例えば従来の仏壇ですと、ご本尊に脇侍・位牌に加え、香炉・火立て・花立て・茶湯器・仏飯器の五具足を飾りますが、ミニ仏壇の場合は香炉・火立て・花立ての三具足のみを配置する場合もあります。
配置するものが簡略化されている分、お手入れが楽なのはいうまでもありません。
3. 費用が抑えられる
ミニ仏壇は普通の仏壇よりも小型な分、価格もお手ごろです。
きちんと供養したいけど、お葬式等で出費が多くて困っている方、お仏壇にあまりお金をかけられない方の、金銭的な負担を減らすことができます。
ミニ仏壇を配置するときに気をつける3つのポイント
ミニ仏壇を配置するときには、以下の3つのポイントに気を付けるとよいでしょう。
1.方角にこだわらず、自由に配置しても大丈夫
ミニ仏壇を配置する際に、方角が気になる方もいらっしゃるかもしれません。
従来一般的だったのが「仏壇は北向きを避ける」という考え方です。
これは、古来日本家屋の向きによるもので、風通しがよく直射日光が避けられるのを考慮したものだと考えられています。
また、「極楽浄土のある西に向かって拝むよう、仏壇を東向きに配置する」「鬼門にあたる北東の方角には配置しない」「宗派の総本山のある方向に向かって拝めるように配置する」など、宗派や風水的な意味合いでもさまざまな配置方法があります。
逆にいえば、仏壇の配置に特別な決まりや正解はないということです。
住宅事情や都合に合わせた場所に配置しても、まったく問題ありません。
また、方角にこだわるよりも、リビングなどの家族が集まりやすくお参りしやすい場所に配置するのがおすすめです。
2.直射日光、冷暖房、うるさい音を避ける
直射日光や冷暖房は、仏壇を痛める原因となります。
ミニ仏壇、普通サイズの仏壇ともに、直射日光や冷暖房が当たる環境に置いておくと、時間の経過とともに次第に劣化してしまいます。
良い状態を保てるように、これらの場所は避けて配置するようにしましょう。
また、心を落ち着かせてお参りするためにも、テレビやオーディオ機器等のそばを避けるのもポイントです。
3.神棚と向かい合わない位置、目線より高め
ミニ仏壇と神棚を一緒の部屋に配置するときに向かい合わせに置いてしまうと、片方にお参りするときにもう片方にお尻を向けてしまうことに。これはとても失礼な行為にあたります。
また、目線より高めの位置に配置し、仏壇を見下ろすことのないように気をつけましょう。
ミニ仏壇の仏具の配置
ミニ仏壇の配置が決まったら、次に気になるのが仏具の配置です。
基本的には自由に配置してもまったく問題ありませんが、迷ったときの参考までに、一般的な例をご紹介します。【位牌の配置】
位牌がある場合は、従来ご本尊を置く中央に、段差があるミニ仏壇であれば、高い位置に配置します。
ミニ骨壷を配置したい場合は、位牌の近くに添えるとよいでしょう。
【仏具の配置】段差があるミニ仏壇であれば、位牌よりも下の段に仏具を配置します。
飾り方は、左から花立て・香立て・火立ての順に配置し、おりんはさらに右下、もしくは右側に配置するのが一般的です。
おすすめのミニ仏壇セット3選
それではここからは、手元供養の専門店・未来創想がおすすめするミニ仏壇セットを3つご紹介します。
手元供養とは、例えば分骨したご遺骨を納骨せずに手元に置いて供養したり、ペンダントに納めて持ち歩いたりなど、従来のしきたりや風習にとらわれない自由な供養の形です。
お墓を持たない選択をされる方や、遠方に住み、お墓参りになかなか足を運べない方などが増える昨今、手元供養をされる方がとても増えています。
ご紹介するミニ仏壇セットは、届いたその日から手元供養を始めていただけるようなセット内容。
ご自宅で、思い思いの祈りの空間をお作りいただけます。
ミニ仏壇セット|火を使わない小さな祈りのステージ・セット7|(名入れ)アクリルフォトスタンドセット
小さな祈りのステージ・セット7は、ウッドスティックを挿したガラス製の花瓶にフレグランスオイルを入れ、香りをお供えするスタイル。
昨今はこのように、安全面を考慮した火を使わない供養方法もとても増えています。
ミニ仏壇・小さな祈りのステージは、場所を取らないコンパクトでシンプルな飾り台ですので、リビングなど、いつでもご家族の目に留まるちょっとしたスペースに配置できます。
お気に入りのお写真をすてきにトリミングしたアクリルフォトスタンドもお作りしますので、シンプルな中にも存在感を感じさせてくれる祈りの空間をお作りいただけます。
付属のおりんとミニ骨壷も、とてもシンプルでモダンなデザインを合わせていますので、インテリアにもすてきになじむでしょう。
>ミニ仏壇セット「火を使わない小さな祈りのステージ・セット7(名入れ)アクリルフォトスタンドセット」の商品詳細はこちら
ミニ仏壇セット|やさしい時間・祈りの手箱|ナチュラル・ブーケ付
「小さくても、必要最低限の仏具は配置したい」という方におすすめしたいのが、ミニ仏壇・祈りの手箱のセットです。
木の温もりと丸みを帯びたフォルムが調和したボックスタイプの祈りの手箱は、必要に応じて開閉できるのが便利な特徴で、ハイセンスなガラスの三具足(火立て・香立て・花瓶)との相性も◎。
小さくてもひとつひとつに職人の手仕事が生きた、特別感のある逸品です。
ミニ骨壷のパステルや小さなおりんは、どちらもカラーバリエーションが豊富ですので、お好きな色の組み合わせをお選びいただけます。
現代のライフスタイルに合った、彩り豊かな明るい祈りの空間をお作りください。
>ミニ仏壇セット「やさしい時間・祈りの手箱|ナチュラル・ブーケ付」の商品詳細はこちら
ミニ仏壇セット|アリーナ・アッシュグレー|セットプラン2
コンパクトながら、洗練された神聖な祈りの空間を作ってくれるミニ仏壇が、アリーナです。
美しいアールを描くスチール製のスタンドは、アッシュグレーがモダンでスタイリッシュ。
付属のマグネットでお写真を飾っていただけるほか、エンド部分がくるんと丸まっていて、花が挿せるようになっています。
オープンスペースには付属の仏具とミニ骨壷・おりんなどを思い思いに配置可能。
ひとつひとつのアイテムが、スタイリッシュなアリーナのテイストにぴったりマッチしていますので、統一感のある祈りの空間をお作りいただけることでしょう。
ミニ骨壷は、手のひらにすっぽりと収まるサイズ感ですので、法事やご旅行のときに持参することも可能です。
>ミニ仏壇セット「アリーナ・アッシュグレー|セットプラン2」の商品詳細はこちら
ライフスタイルに合わせて配置できるのがミニ仏壇のメリット
ミニ仏壇はサイズが小さいからといって、普通の仏壇に劣るということはありません。
大事なのは、できる限りお仏壇の前で手を合わせ、故人に対して祈りを捧げることです。
大切な方を亡くした悲しみは、その人のことを思いながら祈り、自分の気持ちと向き合うことによって癒やされていきます。
小型のミニ仏壇は配置する場所を選ばず、家族みんながお参りしやすい場所に置くことができるので、いつでも好きなときに故人を偲ぶことができるでしょう。
未来創想は従来のしきたりにとらわれない、あなたのライフスタイルに合った新しい供養のかたちをご提供します。