仏壇は大きくて高いもの。そんなイメージを覆すミニ仏壇が流行りつつありますが、値段が安いと不安を抱く方もいるのではないでしょうか。仏壇と値段、そして供養に対しての関係をみていきましょう。
どうして仏壇は高いの?
一般的な仏壇の価格は、10〜50万円が主流です。高いものでは数百万円するものもあります。では、どうしてこんなに値段の差が出てしまうのでしょうか?
それは使っている素材の差です。高いものは、内側に金箔が貼ってあったり、木も長持ちするようなものを使っていたりします。
では安い値段の仏壇はそれなりのもので、あまり良くないのかというとそうではありません。ネット販売で流通マージンをなくしたり、生産の工夫をしたりと、仏壇メーカーも値段を下げる努力しています。
なかには粗悪なものもあるので、実際に見たり、購入者の評価などでしっかりと判断をしましょう。
値段でも注目されているミニ仏壇
現在は、住宅事情やインテリア性を重視したミニ仏壇が注目されています。大きさは卓上に置けるようなものが多く、値段も1万円程度からと、非常に購入しやすいものもあります。
しかし、従来の仏壇よりも格段に安いことから、本当に大丈夫なのかと不安になる方もいるでしょう。安い理由を知って、賢く見極めながら仏壇を購入しましょう。
値段が安い理由1.材料費
ミニ仏壇は、当然ながらサイズによる利点が大きいのです。大きな仏壇では、大きくて良い材質の木を必要とするので、当然ながら材料費が高くなります。
ミニ仏壇であれば、同じ材質の木でも使う面積が小さいため、材料費が安くなるのです。?
値段が安い理由2.製作の工数
ミニ仏壇は小型なので作る時間も短かく、大量生産にも向いているため、制作費を抑えることもできます。
値段が安い理由3.運送費
ミニ仏壇は大きさが小さい分、運送費が安くなるというメリットもあるため、トータルの値段が安くなるのです。
安い値段のミニ仏壇でも供養には問題ない?
ミニ仏壇で、値段も安いものだと供養をするのに問題はないのか?こういった不安を持つ方もいるでしょう。
確かに、見栄えは通常の仏壇に比べてミニ仏壇は見劣りしてしまう点もあります。しかし、供養本来の意味を考えると、問題はありません。
そもそも、故人やご先祖様を供養するというのは、日頃からこういった方々に感謝の気持ちを伝える行為なのです。だから、大事なのは見栄えではなくその心です。
そして、法要の時には故人を思い出し、懐かしみながらみんなで語り合う、そういった場を持つことが最大の供養とも言えます。
仏壇は特別に構えるよりも、私たちの生活に馴染みのある形で、常に触れていられるものの方が意味があるのではないでしょうか。だからこそ、今の住宅事情に合った値段の安いミニ仏壇を置くことも選択肢の一つとして考えてみましょう。
供養は形ではなく心
仏壇を置くときに、まず考えなければいけないことは、毎日手を合わせたくなるような愛着を持つことです。それは決して値段やサイズで決められることではありません。
仏壇は大切な故人やご先祖様と触れる場でもあります。心から大切にできる仏壇を選んでみましょう。
未来創想では、あなたのお気持ちに沿った、愛着の湧く供養品を揃えています。ずっと一緒に、心から大切にできるものを見つけていただきたいと思います。