将来、親族の死に直面したときの状況を想像してみると、深い悲しみから、たとえ遺体だとしても一緒にいたいと思う方も多いでしょう。
遺骨をペンダントに入れて身に付けることができるアッシュ(遺骨)ペンダントは、そんなご遺族の悲しみが少しでも安らぐよう、大切な人をいつもそばに感じて心が安心できるよう、ご遺族の気持ちに寄り添うものとして誕生しました。 今回は、遺骨ペンダントをおすすめする理由についてご紹介します。
こんな想いから生まれた遺骨ペンダント
大切な家族の形見を持ち歩くというのは、大きさや形状など物理的な問題のあるものもあり、思っているよりも難しいことでしょう。身につけられるものでなければ、失くしたり落としたりする可能性もあります。
遺骨ペンダントは、遺骨を入れられる他は通常のペンダントと同じようにいつも身につけることができるので、自分の体の一部として大切な家族をいつもそばに感じることができます。
遺骨ペンダントをおすすめする点
故人は、いつもそばにいてくれる…
お父様やお母様であれば、生前いつも自分を愛し、見守り、叱ってくれたでしょう。それにより、自分は成長し、頑張ることができた。そんな、お父様やお母様が急にいなくなる….どんなに寂しく、心細く、前に進むことができず立ち止まってしまうでしょう。昨日いた人が、今日はいない。アッシュペンダントは、埋めることができない、行き場のない哀しみを抱える遺族の方に、寄り添い、慰め、安心を与えてくれます。
故人は、生前と同じように、ペンダントとして、自分を愛し、見守り、叱ってくれ、いつも自分の励みとなってくれるのです。
思い出をデザインに込めることができる
遺骨ペンダントの存在を日本で初めて広めた未来創想では、ご遺族の好みに合うように、故人のイメージで選んでいただけるように、素敵なデザインの遺骨ペンダントをご用意しております。
また、見るたび触れるたびに、故人の日常を感じられ、寂しさを越えて、故人の温かさを、笑顔すらも感じられるよう、家族の思い出のものや故人がいつも身につけていたネクタイや好んでいた絵柄などをあしらい、文字を入れるなど、セミオーダーとしてお作りすることもできます。故人との世界で一つしかないつながりを感じられるでしょう。
製作の技術にこだわることはもちろん、遺族のお気持ちに添えるよう、心を込めて遺骨ペンダントをお作りしています。
世間の分骨に対する考え方が違ったとしても….
戦前、戦後直後は、同じ町から同じ町へ嫁ぐ。家業がなくても、長男は、跡を取りその家とお墓を代々守っていく。
お盆とお彼岸は、お墓参りを欠かしてはならない。
そんな時代でした。
高度経済成長期、バブル崩壊などの好景気不景気を経て、家族のあり方も、変わってきました。
地域中心だった企業は全国に展開し、転勤族なる会社員も増え、故郷を離れ、仕事をし、そこで生涯の伴侶と出会う。転勤した地に一生の家を構えることもあるでしょう。
また、女性も、その転勤族の男性を伴侶とし各地について行ったり、女性も社会に進出する時代、自分の仕事の都合で、故郷を離れたり。
地方では、学生時代のクラスメイトで、故郷に残っている人は、半数を切るというのもめずらしくない時代です。
このような状況で、親族が亡くなった後、故郷での充分な供養がしてあげられないことに不安を感じたり、寂しさを感じたりするでしょう。
そこで、分骨という選択をして、遺骨を手元におき、毎日でも供養の気持ちを忘れずにいる、何より故人をそばに感じられると考える方もいるでしょう。
一方、昔からそんなことはやってきていない、故人の体がばらばらになって安らかに眠ることができないだろう、という考える方もいるでしょう。
その思いは、人それぞれなのです。
ならば、少量の遺骨だけでも手元に置いておけるペンダントならばどうでしょう。少量ならばいいだろうと、後者の方も了承していただけるのではないでしょうか。
遠方で毎年お墓参りに行けないという方も、ペンダントを身につけることで、それ以上の供養ができていると安心できるでしょう。
何より、故人がいつもそばにいてくれる温かみを感じることができるのです。
初めて、しかも急に大切な人を亡くしたときは、気持ちが動転して分骨や遺骨ペンダントの事を紹介されても、ピンと来ないかもしれません。
親族や自分のお葬式、お墓など死にまつわることを考えると、直近では起こり得ないであろうし、縁起でもないと、想像すること、考えることをやめてしまいますが、生きている限り必ずその日はやってきます。
家族のあり方がこんな時代になった今、色々な供養の方法を知り、考える、そんな時間があってもいいのかもしれません。供養について考えるお手伝いができるとうれしく思います。