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流産や死産した赤ちゃんの供養方法|埋葬までの流れや心のケア方法も解説

流産や死産した赤ちゃんの供養方法|埋葬までの流れや心のケア方法も解説

妊娠してから残念ながら出産できずに亡くなってしまう赤ちゃんは、実は少なくありません。生まれなくても赤ちゃんは大切な家族の一人です。赤ちゃんが安らかに過ごせるよう供養したいと考える家族も多いでしょう。

しかし、流産や死産などの場合、家族が立ち直るまで時間がかかるうえ、センシティブな問題のため、供養についてなかなか人に聞けずどうすればいいのかわからないという方もいます。

今回は、流産した場合の赤ちゃんの供養の仕方や時期、具体的な流れについて詳しくお伝えします。

出生前に亡くなるケースはいろいろ

妊娠してから生まれるまでに赤ちゃんが亡くなってしまうケースはいろいろあります。

流産

流産は妊娠22週未満で赤ちゃんが亡くなってしまうことをいいます。流産の80%以上は妊娠11週目までの初期に発生するといわれています。また、出血や腹痛など母体が感じる自覚症状がないまま、赤ちゃんが亡くなってしまうのが稽留流産です。

一般的に稽留流産は妊娠6〜9週目頃の初期に起こることが多く、妊娠12週未満で赤ちゃんが亡くなった場合は、死産届の提出は必要ありません。専門の業者が赤ちゃんを引き取り火葬するため、葬儀は行わずに見送るケースがほとんどです。

しかし、稽留流産でもお寺で読経してもらったり自宅で位牌を祀って供養したりすれば水子供養は可能です。

死産

死産とは、妊娠12週以降に赤ちゃんが亡くなることをいいます。また、出生してまもなく赤ちゃんが亡くなった場合も死産となります。死産すると死産届を住んでいる地域の市区町村へ提出しなければいけません。

中絶

妊娠しても何らかの理由で妊娠が継続できなかったり、望まない妊娠をしたりした場合は中絶手術を行います。妊娠12週未満までに行う中絶手術を初期中絶手術といい、妊娠22週未満までに行う中絶手術は中期中絶手術といいます。それぞれ、手術の方法が異なります。

また、妊娠22週以降は、どんな理由があっても人工妊娠中絶は行えません。妊娠12週以降に中絶手術を受ける場合は、死亡届の提出と火葬による埋葬が義務化されています。

不妊治療

不妊治療を行う際に、赤ちゃんが発育不全で流産するケースもあります。不妊治療による流産の場合は、妊娠10週までに流産するケースが多いといわれています。

流産後に気をつけるべきこと

流産すると深い悲しみが押し寄せてお母さんはなかなか立ち直れません。自分を責めたり赤ちゃんのことを思い続けたりして、自分の心や体のケアまで気が回らない方も多いでしょう。しかし、流産は母体にとっても大きな負担がかかります。なるべくゆっくり過ごして以下のことに気をつけましょう。

体を冷やさない

流産後は、季節に関係なく体を冷やさないようにしましょう。特に手首、足首や首元はストールや指無し手袋、レッグウォーマーなどで温めてください。お腹周りは、腹巻きやカイロを使いましょう。

夏場でもエアコンが効きすぎていると、体が冷えてしまいます。設定温度を高めにして、冷えを感じるようであれば、靴下や腹巻き、レッグウォーマーなどで対策を取りましょう。

睡眠を十分取る

体を回復させるためには、十分な睡眠が必要です。意識して睡眠時間を確保しましょう。流産の影響で血液が不足して寝つきが悪くなったり、眠っても途中で目が覚めてしまうこともあるかもしれません。

その場合は、無理に眠ろうとするとなかなか眠れなくなってしまうため、ただ横になって目を閉じて呼吸を意識するとリラックスして体を休められます。

バランスの取れた食事を心がける

流産のショックと悲しみで食欲がなくなってしまうかもしれませんが、なるべくバランスの取れた食事を少しでも食べるようにしましょう。冷たい飲み物や脂っぽいもの、香辛料の多いものなどは避け、消化の良い食べ物を選んでください。

しょうがやはちみつなど、体を温めるものを取り入れましょう。とり肉やレバー、山芋なども体を温める働きがあります。これらの材料でスープを作るのもおすすめです。食べられる範囲で少しでも口に入れてください。

水子供養以外の心のケア

流産した赤ちゃんは水子供養ができます。無事に成仏して安らかに過ごせるよう、お母さんの体調が回復し、家族の気持ちが落ち着いてから水子供養を行うとよいでしょう。

また、お母さんや家族のための心のケアも必要です。水子供養は赤ちゃんのための供養ですが、水子供養を行うことで家蔵の気持ちが少し落ち着くこともあります。

もしも、水子供養を済ませてもなかなか気持ちが前向きになれなかったり、食事や睡眠が以前のように取れなかったりする場合は、残った家族の苦しみや悲しみなどが少しずつ癒されていくようなグリーフケアを行いましょう。

グリーフケアとは、身近な人と死別を経験し、悲しみに暮れる人を立ち直れるよう支援することをいいます。専門家のカウンセリングを受けてもいいですし、周囲に事情を話せる人がいれば話を聞いてもらってもよいでしょう。

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赤ちゃんを死産した場合の埋葬までの流れ

赤ちゃんを死産した場合の、埋葬までの流れを詳しく解説します。一般的には妊娠12週未満に流産すると、死亡届や死産届は提出せずに葬儀も行いません。12週以降に赤ちゃんが亡くなった場合は、死亡届または死産届を出し水子供養を行います。

死亡届または死産届の提出

妊娠12週以降に赤ちゃんが亡くなった場合は、住んでいる地域の市町村に死産した日を含めて7日以内に死亡届または死産届を提出します。

出産前に胎児が亡くなった場合と、出産した後に赤ちゃんが亡くなった場合では、届出の内容が異なります。

  • 胎内で赤ちゃんが亡くなった場合:戸籍を作らずに死産届けを提出します。
  • 妊娠22週以降、または出産後に赤ちゃんが亡くなった場合:出生届を提出してから死亡届を提出します。また、赤ちゃんの名前も決める必要があります。

葬儀を行う

赤ちゃんの葬儀を行います。妊娠12週以降に死亡した赤ちゃんは火葬しなければいけません。ただし、法律によって妊娠24週以降に死産した赤ちゃんは、亡くなってから24時間経過しないと火葬できないと定められています。

葬儀と火葬が済むまでは、棺と骨壺を用意して赤ちゃんを安置する必要があります。葬儀や火葬をどのように執り行うかは、家族で相談して決めるとよいでしょう。

火葬

火葬場で赤ちゃんを火葬します。小さな赤ちゃんの場合は、火葬後にご遺骨が残らないこともあるため、遺骨を残したいと考えるならあらかじめ火葬場にご遺骨を残したい旨を伝えましょう。

また、火葬場によっては赤ちゃん専用の火葬炉が用意されているところもあります。

埋葬

妊娠12週以降に亡くなった赤ちゃんは、墓地、埋葬等に関する法律に基づいて、火葬後は指定された墓地に埋葬、または納骨堂などに安置する必要があります。家族のお墓がある場合はそちらに埋葬するか、家に仏壇や仏間を作り手元供養をしてもよいでしょう。

埋葬する場所は法律で決まっていますが、時期は決められていません。家族で相談して埋葬場所をゆっくり決めてください。

亡くなった赤ちゃんに水子供養が必要な理由

水子供養は、この世に誕生できなかった赤ちゃんを癒してあの世へ導くために必要です。生まれてはこなかった命に感謝して、ご縁を大切にして赤ちゃんのあの世での幸せを願うのです。


また、水子供養をすることで、赤ちゃんを失ったお母さんや家族の悲しみや苦しみを癒すことができます。水子供養で生まれずに亡くなった赤ちゃんの命のことを考え、赤ちゃんと語り合う時間を設けることで、残された家族も少しずつ心が安らいでいきます。

流産や死産の赤ちゃんの供養はいつから?

流産した赤ちゃんの供養はいつからできるのでしょうか。死亡届や死産届を提出する時期は決まっていますが、水子供養の時期は特に決まっていません。

火葬して少し家族の気持ちが落ち着いてから供養しても問題ないので、まずはお母さんの心と体のケアを行いながら時間をかけて赤ちゃんの供養方法を決めてもよいでしょう。

水子供養の流れ

水子供養の流れは次のとおりです。

  • 菩提寺またはお寺や葬儀社に相談し、水子供養の申し込みをする
  • 希望する供養方法を選んで供養してもらう
  • 永代供養や戒名法要を行う場合は、後日、戒名と位牌を受け取る

水子供養で必要なもの

水子供養に必要なものは、お布施・数珠・赤ちゃんへのお供え物・エコー写真などです。お布施には決まった金額はありません。一般的に水子供養を依頼する場合は、約1万円~3万円が相場です。

数珠は僧侶がお経を読むときに参列者が持つものです。赤ちゃんへのお供え物は、ジュースやお菓子など子供が好きなものであればなんでもよいでしょう。エコー写真を持参すると一緒に供養してくれます。

流産や死産した赤ちゃんの供養方法

流産や死産した赤ちゃんの供養方法を紹介します。さまざまな方法があるので、家族で話し合って、どの供養の方法にするか決めていただければと思います。

塔婆を立てる

水子地蔵へ塔婆を立てて、僧侶が読経し供養します。塔婆とは、亡くなった人の追善供養 のために立てるもので木で作られています。塔婆は約5千円~3万円ほどで、水子供養の場合は塔婆に「○○家水子之霊」などと記すケースが多いです。

遺骨があればお墓に納骨する

菩提寺がある場合は、火葬して赤ちゃんの遺骨が残れば家のお墓に納骨して供養します。納骨する時期は特に決まっていないため、四十九日を過ぎてからでも問題ありません。

永代供養する

永代供養は家族や子孫の代わりにお寺や霊園が遺骨を管理し、供養することです。永代供養を選ぶと家族や子孫へのお墓の継承は行われません。

永代供養にすると、遺骨は合葬されます。合葬とは、骨壺から遺骨を取り出してさまざまな人のご遺骨と合わせて埋葬する方法です。

納骨しないで手元供養する

赤ちゃんの葬儀が済んでから、納骨せずに手元供養する方法もあります。赤ちゃんのための仏壇を設けたり、小さな骨壷に遺骨を入れたりして思い出の品と一緒に常に身近に赤ちゃんを感じて供養できます。

手元供養なら、自由なスタイルで赤ちゃんを祀ることができます。

家族で流産した赤ちゃんを手元供養するのにおすすめな商品

家族で赤ちゃんを手元供養するのにおすすめな商品を紹介します。ミニ仏壇・ミニ骨壷などいろんな商品がありますので、ご自身の供養したい方法に合った商品を参考にしてみてください。

ミニ仏壇

従来のような堅苦しいタイプではなく、おしゃれなデザインやモダンなデザインが揃っている小さな仏壇は、現代のインテリアや生活スタイルにも馴染みやすいのが特徴です。コンパクトな大きさなので、リビングや寝室など小スペースでも赤ちゃんを供養できます。

ミニ仏壇|祈りのステージ・アリーナ|ピュアホワイト(花立・火立、香炉)(日本製)

花立、香炉、火立がセットになったアリーナ仏具セットは、コンパクトで場所を選ばないデザインです。どんな部屋や場所に置いても違和感がありません。季節の花を飾って毎日供養ができます。

>ミニ仏壇|祈りのステージ・アリーナ|ピュアホワイト(花立・火立、香炉)(日本製)

ミニ仏壇セット|やさしい時間・祈りの手箱|ナチュラル (チェリンセット)・ブーケ付(日本製)

写真立て、花立て、ローソク、火立て、お線香、香炉、香炉灰と仏壇に必要なものがすべてセットになっています。横幅約30cm、奥行き20cm弱とコンパクトで和室以外の場所にも馴染むデザインです。

フタを閉じておけばホコリが入らず、仏壇には見えないデザインのため、来客のときも安心です。

>ミニ仏壇セット|やさしい時間・祈りの手箱|ナチュラル (チェリンセット)・ブーケ付の商品詳細はこちら

ミニ仏壇セット|小さな祈りのステージ(飾り台ナチュラルセット)お名前刻印サービス付き(日本製)

赤ちゃんの手元供養に最適なセットです。骨壷、おりん、祈りのステージがセットになっていて、骨壷は4色から選べます。ゾウの形のおりんもかわいくて人気です。赤ちゃんのためのかわいい供養の空間を演出します。

>ミニ仏壇セット|小さな祈りのステージ(飾り台ナチュラルセット)お名前刻印サービス付きの商品詳細はこちら

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ミニ骨壷

故人の遺骨の一部を納められる小さな骨壷です。手のひらに収まるくらいの大きさで、おしゃれなデザインと色が心を癒してくれます。

ミニ骨壷|パステル|ホワイト(真鍮製)(日本製)

ミニ骨壷「パステル・ホワイト(真鍮製)」

ころんと丸く可愛らしい形のミニ骨壷です。色はパステルのホワイト、ピンク、ブルー、パープルがあります。手のひらサイズですが、真鍮製でずっしりとした安定感があります。

ネジタイプのフタになっているため、万が一地震などで倒れても、遺骨が飛び散る心配はありません。

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ミニ骨壷|たまごころTAMAGOCORO|カメオベージュ(真鍮製)(日本製)

かわいい卵形の両手のひらに収まる大きさの骨壷です。ネジタイプのフタで二重構造になっているため、高い気密性を維持できます。金色の図柄は、光が当たる角度によって、さまざまな表情を見せてくれます。

>ミニ骨壷|たまごころTAMAGOCORO|カメオベージュ(真鍮製)の商品詳細はこちら

ミニ骨壷|パールブレッシング・ホワイトB(ミディアム3~4寸の中間相当)真鍮製

手元供養(分骨)用のお骨壷としては一番大きいサイズです。0歳までの赤ちゃんのご遺骨をすべて納めることができます。 葬儀社様のお話によりますと、赤ちゃん用に火葬場で用意していただく陶器製の一般的なサイズは3寸ほどで、大体の方は3寸の半分よりも少ない量のご遺骨が残るそうです。

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遺骨ペンダント

赤ちゃんの遺骨や遺灰の一部を納めて常に身につけられるのが遺骨ペンダントです。洗練されたデザインと高いクオリティで、普段使いにもおすすめです。

遺骨ペンダント|天使の輪(ホワイトゴールド14金)(日本製)

白く美しいエンジェルリングをイメージした遺骨ペンダントです。 輝く天使の輪は、永遠の愛や家族の絆を表しています。注文をいただいてから、その方のためだけにお作りするオーダー製品です。

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遺骨ペンダント|スウィングティア・シルバー925(日本製)

涙のしずくをイメージした、ゆらゆらと揺れる動きのあるネックレスです。チェーンの長さは45cmと50cmから選べます。ペンダントトップの底面へ、20文字程度の刻印が可能です。シンプルなデザインで毎日身につけられます。

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遺骨ペンダント|ロンド レース|ステンレス製(日本製)

遺骨ペンダント|ロンド レース|ステンレス製(日本製)

 

輪をモチーフに、大切な人との繋がりや絆をイメージしたデザインです。外からも内からも同じ景色と時間を共有できるよう、ご遺骨が見えるペンダントになっています。

>遺骨ペンダント|ロンド レース|ステンレス製の商品詳細はこちら

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流産や死産の赤ちゃんは家族で法要を

この手に抱くことなく亡くなってしまった赤ちゃんは、家族で供養してあげましょう。供養することで、家族の悲しみや苦しみも和らぎます。供養の方法はさまざまありますが、家族が納得する形を選ぶとよいでしょう。

手元供養なら、いつも赤ちゃんとそばにいられます。手元供養にぴったりのアイテムを利用するのもおすすめです。

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